コラム

モンクレール等の高級ダウンジャケットの適切な保管方法

 

高級ダウンジャケットをクリーニングした後、どのように保管すれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。着用する季節ではない時に適切に保管しなければ、傷んでしまったり保温機能が低下したりするため注意が必要です。
そこで今回は、モンクレール等の高級ダウンジャケットの正しい保管方法や保管時の注意点について詳しく紹介します。

【目次】
1.高級ダウンジャケットの保管時の注意点
2.モンクレール等の高級ダウンジャケットの正しい保管方法
3.高級ダウンジャケットを保管する前にクリーニングに出そう
4.今回のまとめ

高級ダウンジャケットの保管時の注意点

高級ダウンジャケットの保管に気をつけるべき理由は、ダウンジャケットとしての機能が無くなるためです。高級ダウンジャケットは、中に羽毛が入っているため、着心地が柔らかく、暖かいことが特徴のアイテムです。

羽毛が空気の層を作り、体温の熱を逃さないようにしているため、ダウンジャケットは暖かくなります。
羽毛には保温機能がありますが、羽毛に圧力をかけたり湿気が多い場所に長期間保管していたりすると、保温力が低下してしまいます。

ダウンジャケットをクローゼット内部に詰め込むようにして長期間保管したり、メンテナンスをせずに保管したりすると保温機能が大幅に低下し、ダウンジャケットとしての機能が劣化してしまいます。

モンクレール等の高級ダウンジャケットの正しい保管方法

モンクレール等の高級ダウンジャケットは非常に素材が繊細であり、正しい方法で保管しなければ、見た目も損なわれるため注意が必要です。

そこで、高級ダウンジャケットを自宅で保管する方法について詳しく紹介します。

ハンガーの選び方

厚みのあるハンガー

高級ダウンジャケットを保管する場合、使用するハンガーは幅が大きなものを選びましょう。プラスチックのハンガーやクリーニング店でもらうハンガーを使用せず、幅があり肩に当たる部分に厚みがあるハンガーを使用します。ハンガーの厚みを誤ると、ダウンジャケットの肩の部分にハンガーの跡がついてしまい型崩れを起こしてしまいます。

また、厚みのあるハンガーを使用することによって、ダウン内部に空間ができ、カビの予防、羽毛の潰れ予防にもなります。
持っている高級ダウンジャケットのサイズに適したハンガーを使用しましょう。

不織布をかける

高級ダウンジャケットをクローゼットで長期間保管する場合には、そのままの状態で入れるのではなく、不織布で作られた袋をかけましょう。
不織布は湿気がたまらず、クローゼット内のホコリ・汚れがダウンジャケットに付着することも予防できます。

湿度に注意する

高級ダウンジャケットが他のアイテムに押されて潰されないように、クローゼット内のスペースに余裕を持たせましょう。
クローゼットの中に衣類をたくさん入れていると、湿気が溜まり、カビが発生する可能性があります。

クローゼットの中の空間は余裕を持たせたうえで、除湿剤を使用したり、クローゼットを一定期間に1度開けて空気を入れたり、ダウンジャケットをクローゼットから出して日陰に干したりと、湿気がたまらないように工夫しましょう。

高級ダウンジャケットを保管する前にクリーニングに出そう

高級ダウンのクリーニング

高級ダウンジャケットが劣化しないように、長期間保管する前にクリーニングを依頼しなければなりません。

ダウンジャケットに汚れや溜まった湿気がついている状態で保管すると、虫に食われたりカビが発生したりする可能性があります。
寒い時期に着用する高級ダウンジャケットには、汗や皮脂がほとんどついていないと考える方も多いですが、冬の時期でも汗や皮脂は出るため、汚れがダウンジャケットに付着しています。

特に、ストールやマフラーを着用している場合、襟元に汗をかくため、クリーニングに出さずに保管すると色落ちしたり、黄ばみ汚れがついたりすることがあります。そのため、クローゼットに入れる前にクリーニングに出して、綺麗な状態にしてから保管しましょう。

今回のまとめ

モンクレール等の高級ダウンジャケットを自宅で保管する場合には、劣化しないように保管方法や湿気を溜めないこと、汚れをしっかり落とすことなどを意識することが重要です。
ポイントは、クローゼットの中のスペースに余裕を持たせてダウンジャケットを押し込まないこと、畳まないこと、クローゼットにダウンジャケットを入れる前にクリーニングを依頼することです。

高級ダウンジャケットを長期間綺麗な状態で維持するためにも、正しい方法で保管しましょう。