デサント・水沢ダウンのクリーニング事例と洗濯方法
株式会社デサントが販売し、岩手県奥州市(旧水沢市)の“水沢工場”で作られている国産ダウンジャケットが『水沢ダウン』です。
高機能・高品質が水沢ダウンの魅力で、人気を集めています。
今回は『デサント・水沢ダウン オルテライン マウンテニア』のクリーニングご依頼です。
【水沢ダウンについて】
水沢ダウンは、岩手県奥州市にある水沢工場で、最先端の特殊な技術とノウハウを駆使し、経験豊富な職人の手によって裁断からダウン詰めまですべての行程を形作られた日本製のダウンジャケットです。
保温性や耐水性に優れた高機能ダウンジャケットで、2008年に誕生して以来、世界中の人々から愛され続けています。
【モデル】デサントオルテライン
襟・首周りに皮脂汚れが付着していました。
ダウンジャケットの首周りは汚れが付着しやすく、目立ちやすい部分です。
丁寧な洗浄・シミ抜きにて改善しております。
首裏にある『水沢DOWN』のブランドロゴです。
ラミネートプリントされたロゴマーク等は、剥がれないようにクリーニングしております。
袖部分の付着した汚れ。
表面上の汚れであれば、問題なくクリーニングで除去可能です。
ポケット付近に付着した汚れ。
ポケットに手を入れたりした時に、手の皮脂汚れがポケット口に付いたりします。
部分的なブラッシングやシミ抜きで汚れを落とします。
脇付近に付いた食べこぼし汚れ。
洗浄・シミ抜きにてキレイになりました。
水沢ダウン(MIZUSAWA DOWN)
水沢ダウンは、岩手県奥州市にある水沢工場で、最先端の特殊な技術とノウハウを駆使し、経験豊富な職人の手によって裁断からダウン詰めまですべての行程を形作られた日本製のダウンジャケットです。
大阪市にある株式会社デサントが一丸となって、2010年バンクーバー五輪の日本選手団に提供するために開発され、2008年より販売されているダウンジャケットが水沢ダウンとなります。
ブランドラインとしては、水沢ダウンを中心に、シャツやボトムなども含めて展開する、オルテラインに属します。
デサント オルテライン (水沢ダウン)
ソチオリンピックでも、代表選手が着用したウェアが目を引いた水沢ダウンは、水沢工場の最先端技術を駆使して生産された高い保温性と快適性を兼ね備えた新しいダウンジャケットです。
これまでのダウンジャケットは雨や雪など水分に弱く、またステッチ部分の隙間よりダウンが抜けてしまう等の欠点がありました。
この水沢ダウンは、国産の高い技術により、ノーステッチで制作、水を通さないので雨や雪の日にも着用できる画期的なダウンジャケットです。
差しステッチ部分には熱接着剤加工を施し、また縫製が必要な箇所にはシームテープ加工を施すことで、これまでにない「耐水性」を可能にし、ウェア内の環境を快適に保ちます。
「マウンテニア」、「アンカー」などのモデル展開があります。
水沢ダウンの洗濯・お手入れについて
水沢ダウンは、これまでのダウンジャケットにない高い耐水性や保温性、羽毛抜け防止性などを兼ね備えたダウンジャケットです。
これらの機能を実現するため、特殊な縫製仕様や接着技術などを採用しているため、洗濯などのお取扱いでは次の点にご注意下さい。
取扱い洗濯表示
洗濯は、商品に縫い付けられた取扱い表示にしたがって下さい。
ご家庭での手洗いは可能ですが、洗濯槽の大きさや乾燥機の容量によっては、洗浄効果が不足することがあります。
このため、クリーニング店でのウエットクリーニングをお勧めします。
(注:ウエットクリーニングはクリーニング店でのマイルドな水洗い)
代表的な水沢ダウンの取扱い表示例を下に示しています。
なお、製品品番によっては、特別な仕様がある場合がありますので、必ず事前に取扱い表示をご確認下さい。
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手洗い洗濯ができます。(水温は40℃を限度とする。)
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漂白処理はできません。漂白剤は金属付属品を傷めたり、天然素材である羽毛を傷めたりすることがあります。
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タンブル乾燥ができます。(低温乾燥:排気温度は60℃を限度とする。)羽毛製品の洗濯乾燥では、羽毛のかさ高性を維持するために、タンブル乾燥機のご使用をお勧めします。
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脱水後、日陰のつり干しをします。
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アイロン処理はできません。接着縫製仕様のため
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ドライクリーニングはできません。接着縫製仕様のため
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クリーニング店でウエットクリーニングができます。(弱い処理)
洗濯に関する注意事項
- 洗濯時には、毛や絹、羽毛の取扱いに対応した中性洗剤をご利用下さい。
- ひもなどがついている商品は、他のものと絡まないようご注意下さい。
- ファスナーやホックなどのついている商品は、開いたままではウェアを傷めることがありますので、洗濯時には閉じて下さい。だたし、裏側の両脇下(パンツは内側の前ウェスト部)に水抜き用ファスナーがあるものは、この水抜き用ファスナーを開けてウェア全体を裏返して洗って下さい。
- 脱水は、乾燥の効率を高めるためにも、十分に行って下さい。
- 洗濯の後は、ダウン(羽毛)が乾燥するまでに、かたまらないよう時々ほぐし、十分乾燥させてください。
- 製品品番によっては、洗濯方法が異なる場合がありますので、必ず事前に取扱い表示をご確認下さい。
着用や保管に関する注意事項
- たき火など、火気などとの接触にご注意下さい。
- 羽毛製品は、羽毛のかさ高性によって保温性を高めています。保管は、長期間製品を押しつぶした状態にならないようご注意下さい。
- 表地のはっ水は、皮脂などの汚れや摩擦によって低下します。洗濯で汚れを落とし、クリーニング店で、はっ水加工をお願いして下さい。
- 水沢ダウンは、表地の裏面に透湿防水膜を加工していますが、素材の特性上、徐々に劣化します。また、着用しない状態でも保管環境により数年で劣化することがあります。汗や汚れが付着した状態や高温多湿な環境下での保管は、この耐久性を低下させます。ご使用後は、できるだけ早めに汚れを落とし、風通しの良い場所で保管して下さい。
デサント・水沢ダウンのクリーニングは『協和クリーニング』へ
当店では株式会社デサント・水沢ダウンのクリーニングに対応しております。
メーカーによる取扱事項をもとに、独自のクリーニング技術・オゾン水洗浄によって汚れ・シミを落とします。
また、クリーニング後には上記の通りメーカーが推奨しています『撥水加工(はっすい)』を施すことで、汚れ予防の効果を高めます。
当店でのダウンジャケットクリーニングには『撥水加工』を無料施工しております。
水沢ダウンのクリーニングは当店へご用命ください。