コラム

モンクレール等の高級ダウンジャケットをクリーニングに出すべきタイミング

モンクレール等の高級ダウンジャケットは、「クリーニングに出すことで生地が傷むのでは」という不安を感じる方も多いでしょう。
また、クリーニングに出すべきタイミングが分からないケースも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、モンクレール等の高級ダウンジャケットをクリーニングに出す頻度、タイミングについて紹介します。

【目次】
1.ダウンを着る時期はいつからいつまで?
2.高級ダウンジャケットをクリーニングに出す5つタイミング
3.高級ダウンジャケットはクリーニングに出さないとどうなる?
4.高級ダウンジャケットは信頼のできるクリーニング店へ依頼しましょう
5.モンクレール等の高級ダウンジャケットの取り扱い方法
6.今回のまとめ

ダウンを着る時期はいつからいつまで?

ダウン衣類の着る時期は長くて5ヶ月間

ダウンジャケットやダウンコートの着用時期・期間を考えてみましょう。
日中の最高気温が10℃以下ならダウンの着用気温です。

地域や環境にもよりますが、時期で言うと11月~3月の長くて5ヶ月間となります。

■ダウンコートやダウンジャケット…12月~2月の約3ヶ月間
■薄手のダウンジャケットやダウンベスト…11月~3月の約5ヶ月間

インナーダウンやダウンベストなど、気温やファッションに合わせて着回しができるダウン衣類は、約5ヶ月間の着用期間となるのです。

意外とダウンの着用期間は長い

ダウンジャケット・ダウンコートでは通常で12月から2月までの3ヶ月間、そしてその前後、秋終盤の11月や春先の3月にくる寒波など寒さに応じて、ダウンベストやインナーダウンを着用することを考えますと、意外と長期間にダウン衣類を着ているのです。

着用頻度や状況にもよりますが、5ヶ月もの長い間洗わずに着続けるのは、臭いや汚れも気になってきます。

高級ダウンジャケットは自分で洗濯はしない

高級ダウンジャケットは自宅洗い禁止

モンクレール等の高級ダウンジャケットは自宅で水洗い洗濯はお勧めできません。

ブランド品・高級品はデリケートな品物や特殊な素材が多く、専門のクリーニング店によるお手入れ・メンテナンスが必要となります。

知識や経験がなく高級ダウンを洗濯した場合、ダウンジャケットが使えなくなる可能性があるため注意が必要です。

せっかく高いお金で購入したダウンジャケットは、多少高くても信頼できるクリーニング店でお手入れをしましょう。

高級ダウンジャケットをクリーニングに出す5つのタイミング

モンクレール等の高級ダウンジャケットは、どのタイミングでクリーニングに出すべきなのでしょうか。
主な5つのタイミングを紹介します。

1.着用頻度の多い方は1シーズンに2回

意外と着用期間の長いダウン衣類です。
着用期間中の5ヶ月間、一度も洗わないと臭いや汚れも気になります。

着用頻度の多い方はシーズン中に1回、そしてシーズンオフに1回の合計2回が良いかと思います。

汚れや臭いの状態に応じて、シーズン中の好きなタイミングでクリーニングに出せば良いでしょう。
そして、シーズンオフになる前、長期間クローゼットに入れた状態になる前には必ずクリーニングすることが大切です。

シーズン中にクリーニングに出す場合、その間は他のコートやアウターなどの洗い替えが必要になります。
クリーニング期間を考慮し、上手に着回ししましょう。

2.目立った汚れがなければシーズンオフに1回

2週間に1度くらいしか着用しないで、目立った汚れがない場合は、シーズン終わりの収納時にクリーニングに出しましょう。

あまり着なかったからと言って、クリーニングをせずにそのまま仕舞ってしまうと、次のシーズンにカビやシミだらけになってしまうこともあります。

必ず、シーズン終わりにはクリーニングをしてから保管しましょう。

3.衣替えでダウンを出したらカビが発生していた時

ダウンに生えたカビ

秋も深まり、冬になる衣替えのシーズンにダウンジャケットを出したら、カビだらけだったということはよくあります。

クリーニングをせずにそのまま仕舞ってあった場合や、クローゼットの湿気でカビが発生してしまいます。

カビが発生したダウンは拭き取っただけでは取り除けません。

菌が羽毛内部に浸透している可能性があるため、クリーニングでの丸洗いをお勧めします。

そのまま拭き取っただけで着用しますと、カビ菌による嫌な臭いや鼻水・鼻づまり・くしゃみ・咳などのアレルギー症状や肺炎喘息など健康被害を引き起こす恐れがあります。

4.突発的な汚れが付いた時

ダウンコートなどのアウター衣類は、飲食店や電車内など突発的な汚れや臭いが付く場合もあります。

多いのは飲食店で食べ物・飲み物をこぼした、電車やお店で座った椅子が汚れていた、雨水や雪解けした泥水が付いた、鳥のフンが落ちてきたなどです。
このような汚れやシミは固く絞ったタオルで拭き取ります。

しかし、ダウン内部の羽毛に浸透してしまうと、取り除くことはできません。
浸透した汚れは時間が経ってから、変色・臭い・シミ・カビの原因となります。

このような場合はできるだけ早くクリーニングに出しましょう。

5.ダウンコートの臭いが気になり出した時

ダウンコートを着ていると、汗臭や体臭、保管時のカビ臭などが気になる場合もあります。

ダウン衣類は羽毛による保温性が高いため、臭いが内部でこもりやすく、着用している本人のみならず、自分では気づかないうちに、他人に不快な思いをさせているかもしれません。

日陰干しや消臭スプレーも一時的な効果しかない場合が多く、根本的な臭いの元を除去しないと、改善は期待できません。

クリーニング店ではダウンコートを丸洗いし、羽毛内部までしっかりと洗うため、臭いの除去に有効なのです。

高級ダウンジャケットはこまめなお手入れが必要です

高級ダウンジャケットはデリケートな素材が使用されています。

また、ブランド品としてのシルエットも重要となるため、羽毛ののボリュームダウンも気になります。

モンクレール等の高級ダウンジャケットを1週間に1回は着用するという場合は、シーズンに2回はクリーニングに出しましょう。
見た目に変化がなくても、着用頻度が多いと袖や襟に汗や汚れが付着しています。

皮脂汚れは、時間が経過すると目立ったシミになるうえに除去しにくくなるため、汚れが付着してすぐに落とすことが重要です。
汚れが目立っていなくても、汗や体臭によって悪臭が発生する場合もあります。

着用頻度が多いときや汚れはついた時は、こまめにクリーニングに出しましょう。

高級ダウンジャケットはクリーニングに出さないとどうなる?

モンクレール・ワッペン

高級ダウンジャケットクリーニング代が高い、クリーニングに出すのが面倒などの理由で、クリーニングに出さずに着用する方もいるでしょう。
しかし、クリーニングに出さないことで高級ダウンジャケットが劣化してしまうため、注意が必要です。

年に1回はクリーニングが必要な理由

シーズンオフでも、高級ダウンジャケットを「ほとんど着用していない」という理由でクリーニングに出さずに保管しないようにしましょう。

見た目に汚れはなくても、襟首周りは皮脂汚れやファンデーション汚れが付着しています。
そして、ダウンジャケットには冬の静電気によって空気中に舞っているチリや汚れを吸収する性質があります。

また、ダウンジャケットは保温性があるため、気が付かないうちに汗をかいて羽毛に湿気が残ります。

このような汗や汚れ等が付着したままクリーニングに出さずに保管していると、汗による嫌なニオイや虫食い・変色の原因になるのです。

ほとんど着用していなくてもシーズン中に1回はクリーニングに出しましょう。

他の衣類に悪影響を及ぼす

ダウンジャケットをクリーニングに出さずにクローゼットに入れていると、カビが発生する可能性があります。

カビの胞子はクローゼットに保管している他の衣類にも付着し、クローゼット全体にカビが広がることがあるため注意が必要です。
カビは嫌な臭いや健康被害の原因になります。

カビが生えて高級ダウンが着用できなくなる

クローゼット内で発生したカビは時間が経つと、生地を傷めます。

これは時間経過によってカビが黒色や茶色に変色して染み付き、生地を劣化させてしまうためです。
このようなカビのシミ跡は、プロのクリーニング屋さんでも取り除くのが非常に困難となってしまいます。

カビが浸透・変色したダウンジャケットは、残念ながら修復不可能となり、廃棄するしかありません。

高級ダウンジャケットはクリーニングが必要です

モンクレール等の高級ダウンジャケットを長期間綺麗な状態で着用するために、また、他のアイテムに悪影響を及ぼさないようにするためにも、少ない着用回数でもクリーニングに出す必要があります。

高級ダウンジャケットは信頼のできるクリーニング店へ依頼しましょう

高級ブランドのクリーニング店

高級ダウンジャケットは自分で洗濯しない

モンクレール等の高級ダウンジャケットやダウンコートは自宅での水洗いはお勧めできません。

ブランド品・高級品はデリケートな品物や特殊な素材が多く、専門のクリーニング店によるお手入れ・メンテナンスが必要となります。
知識や経験がなく高級ダウンを洗濯した場合、ダウンジャケットが使えなくなる可能性があるため注意が必要です。

ウール素材のダウンジャケット・ダウンコートは自分で洗えません。
そのままにしますと、虫食いや変色の原因となるため、専門店でのドライクリーニングを依頼しましょう。

高級ダウンジャケットは専門のクリーニング店へ

モンクレール等の高級ダウンジャケットをクリーニングできるお店と一般的なクリーニング店では、クリーニングのノウハウや技術に違いがあります。

高級ダウンジャケットは形状や素材がデリケートで特殊であり、乾燥方法や洗い方に注意しなければ、クリーニングを行った後に元の素材の状態やデザインにならないことがあります。

近所のクリーニング店に持っていったら、取り扱いが出来ないと断られたり、思うように汚れが落ちなかったというケースを聞きます。

高級ダウンジャケットを取り扱っているお店に依頼すれば、素材の特性を理解しているうえにブランドによって異なる特徴をチェックしてクリーニングを行ってくれます。

料金の安さや家から近いといった理由だけで選ばず、高級ダウンジャケットの取り扱い数が多い専門のクリーニング店を選びましょう。

モンクレール等の高級ダウンジャケットの取り扱い方法

高級ダウンジャケットは頻繁にクリーニングに出すわけではないため、日頃から正しい方法でお手入れすることも大切です。

まず、着用後は通気性の良い場所で湿気を取ってから、クローゼットに入れましょう。

高級ダウンジャケットに使用するハンガーは、厚手の木製のものを使用しましょう。
木製のハンガーは湿気を吸収する効果が期待できるため、カビや不快なニオイの発生を予防できます。
また厚手のハンガーによって肩の部分の型崩れや全体のシルエットを維持できます。

定期的にしっかりと絞った布を使って軽く水拭きをして、表面に付着した汚れを落とすこともポイントです。
ここでもしっかりと乾燥は忘れずに行います。

また、防水スプレーによる汚れ予防も大切です。
使用方法を間違えると、高級ダウンジャケットにダメージを与えてしまうため注意が必要です。
▶モンクレール等の高級ダウンジャケットの撥水加工がオススメの理由

専門店では撥水加工を含め、品物に合わせた適切なクリーニングをしてくれます。

▶モンクレール・高級ダウンジャケットのクリーニング専門店:協和クリーニング

今回のまとめ

モンクレール等の高級ダウンジャケットは、着用頻度によってクリーニングに出すべきタイミングが異なります。
着用頻度が多ければ年に2回、最低でもシーズン中に1回はクリーニングに出すことが大切です。

また、高級ダウンジャケットは高品質で丈夫ですがデリケートな素材のため、日頃から正しい方法で取り扱う必要があります。
クリーニングに出すことの重要性やクリーニングのタイミングを確認して、高級ダウンジャケットのお手入れをしましょう。